Q1. これまでの歩みと、いまに至る原点を教えてください。
もともとは2000年代半ばに、セールスレターを書くコピーライティングの世界に入りました。文章でものを売る仕事です。
その後、個人事業主として独立。当初はメルマガのアフィリエイトなども手がけていましたが、次第に「レターを書いて生きていこう」と、コピーライティング一本に絞っていきました。
そこからは、セールスレターの仕事を一件ずつ集めてやり始めて、ウェブ制作やデザイン、WordPressといった周辺の仕事も手がけるように。
プロダクトローンチが流行った頃には、ファネルや会員サイトの構築まで自分でできるようになり、レベニューシェア(成果分配)で売上をつくってきました。
2020年3月に、川崎から長野県の飯田市へ移住しました。
取引先の多くはいまも東京や神奈川ですが、2025年4月から、自分の技術を地方の事業者さんに向けて提供していきたいと動き始めて。
いまは、地方の事業者さんのウェブ集客を支援し、売上を上げるお手伝いを広げていきたいと考えています。
Q2. 事業の強みはどこにありますか。
やはり、コピーライティング・セールスライティングをずっとやってきたことです。
文章の組み立て方を、QUESTやPASONA、AIDMAといった型で考えていける。
いまは動画の時代ですが、その動画も結局は文章(原稿)でできている。LINEも文章ですし、何にでも文章は関わっている。
だからこそ、その技術があることが強みです。
もうひとつは、集客の入り口から最後の販売まで、一人で完結できること。
プロダクトローンチを全部自分でやってきたので、最初から最後まで通してできる。
地方に来てみると、こうした一気通貫の支援を求めている事業者さんが実はたくさんいて、そこにしっかり応えていきたいと感じています。
Q3. 「モンスターズライティング」という社名の由来は。
社名には、支援先のお客様からの“レスポンス(反応)のエネルギー”を集めるモンスターでありたい、という思いを込めています。お問い合わせ率、成約率、売上といった反応のことです。
そのエネルギーをお客様に返して、売上につながる施策ができたら、と。
そして「ライティング」という名のとおり、その根っこにあるのは、やはり“文章”の力です。
Q4. 仕事で大切にしている価値観は。
「気の合わない人とは仕事をしない」ことです。
気の合う人とやった方が、結果うまくいく。長く続けられ、改善も一緒にできる。
人間同士なので100%価値観が一致することはない。だからこそ、合わない部分が出たときに「じゃあどうしようか」と話し合える人と組みたい。
もうひとつ、集客は「一発で正解が出ることはあまりない」といつもお伝えしています。
広告を出し、反応を見て直していく。それが前提です。
少人数でやっているからこそ、気持ちよく一緒にやれる人と組むことが結果的に大事だと思っています。
Q5. 今後の展望や目標を聞かせてください。
制作は手数に限界があるので、いま「講座化」を考えています。
SNS広告で集客→LP→LINEでリスト化→教育→商品、という自分たちの型を、地方の事業者さん向けに絞って提供する。
“地方にいるマーケッターがやる”のは新しいと思っていて、まずこの地域で広げたい。
もうひとつ、地方の事業者向けのメディアをつくりたい。
経営者がお酒を飲みながら話すYouTube番組が好きなのですが、地方の実態に合うものがない。
自分が地方の事業者さんの悩みを聞いて引き出す、等身大の内容を届けたいんです。
そして、この土地でまず自分をブランディングして知名度を上げたい。
飯田・伊那谷でナンバーワン→長野県→(縁のある)岡山→全国、と小さな一位を積み重ねていく。
有名になって影響力を持つことが、いまは何より優先度が高いです。
Q6. いま感じている一番の課題は。
時間と手数(人手)です。
人を雇っても、絶対に僕と同じ仕事はできないし、そこに自分のリソースが割かれてしまう気もする。育てたところで、辞めてしまうかもしれない。
外注も含めていろいろ考えて、結局は頭がぐるぐるして、一人でやり続けるスタイルになっています。
逆に言えば、そこを突破できないことが、そのまま課題でもあります。
Q7. その先に、どんな仕事をしていきたいですか。
正直に言うと、僕はセールスレターや文章をつくることが本当に好きなんです。
理想は、一つの案件をずっと突き詰めていくこと。デザインも含めてどう売るかを、そのページだけずっと考えていたい。いまでもそう思っています。
去年の終わりごろ、自分のつくったランディングページについて、ある方から指摘を受けたことがありました。分かっている方に言われて、確かにそうだよなと。すごく悔しかったんです。
そこから、もう一回ちゃんとやろうという熱がよみがえってきました。
セールスライティングを、もっと極めたい。
人が動く原則や本質は、昔から変わっていないはずです。でも、いまの時代に合ったコピーはきっとある。そこをちゃんと研究して、ベストを出せるようにしたいと思っています。